AI時代の今、私たちは何に夢中になっているのでしょう
昨今、私たちがAIに触れる機会は、格段に増えましたね。
ChatGPTのような生成AIをはじめ、画像生成、翻訳、文章生成など。
教室でも、
「AIってすごいですね」
「なんでもやってくれるんですね」
そんな会話が少しずつ、増えています。
確かに、とても便利です。
文章やデータをまとめてくれるだけでなく、分析や今後の予想までしてくれる。
イラストを生成してくれる。
プログラムコードを書いてくれることもあります。
少し前までは専門知識が必要だったことも、今ではチャットのように指示を出せば、できてしまう時代です。
とても惹かれてしまいますね。
人間は、便利なものに惹かれていきます。
それは、ごく自然なことで、決して悪いことではありません。
しかし、便利さに感動すればするほど、私たちは時々、“考える”ことを手放してしまうことがあります。
「心酔」は悪ではない…けれど
あるものに深く惹かれ、夢中になることを、「心酔」と表現します。
好きな音楽、好きな映画、便利な道具、新しい技術。
初めて触れた時の感動は、ひとしおですね。そのまま夢中になることで、世界が広がる感覚があります。
それはなにも、趣味だけではありません。パソコンの世界も、そうなのです。
インターネットの普及から、スマートフォンの登場、誰もが驚きを隠せないでいました。そして今、多くの人がAIに驚いています。
新しい技術に心を動かされること自体は、とても素敵なことです。
しかし、夢中になり過ぎることは、時として危ういもの。
その先に、疑問を持たなくなることがあるからです。
「穿った見方」ができますか?
最近では、「ひねくれた見方」という意味でつかわれることもある、この言葉。本来は少しばかり異なります。
本来は、「物事の本質を深く見る」という意味です。
つまり、
「本当にそうなのか?」
「別の見方はないか?」
一歩立ち止まって考える姿勢のことです。
これは今の時代、とても大切な感覚なのではないでしょうか。
生成AIに聞けば、なんでも答えてくれる。
検索すれば1ページ目に表示されるから、信用できる。
みんなが使っているから、安心。
そう思ってしまいたくなるのも、無理はありません。
もちろん、便利であることは間違いありません。
そのうえで、私たちに本当に必要なのは、“考える”ことなのだと思うのです。
パソコン教室で学ぶ、本当の意味
パソコン教室は、WordやExcel、インターネットの操作などの“技術”を学ぶ場所だと思われています。
もちろん、そういった技術を伝える役割があることも事実です。
ですが、現在のパソコン教室は操作だけを伝える場所ではなく、
「この情報が本当に正しいのか」
「どう伝えれば、相手に届くのか」
「自分は何を作りたいのか/何をしたいのか」
そうした“考える力”を育てる場所でもあります。
(少なくとも、パソコン&カルチャー カムカムはそんな場所です)
今は、調べればすぐに答えが見つかる時代です。
そんな時代だからこそ、便利さの上で胡坐をかいてしまう。
自分で考える時間は、意図的に作らなければ失うばかりです。
任せられるところはAIに任せながら、本当にそうなのかを検証する。
深く考え、他の見方がないかを思案する。
その姿勢だけは、忘れたくないものです。
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