私たちは”不要”ですか?|AI時代のパソコン教室の役割を考える

AIがなんでも答えてくれる時代に生きる、私たち。
パソコン教室は、本当に必要なのでしょうか。

ChatGPTをはじめとする「生成AI」の成長はめざましく、文章作成、関数提案、プログラムのコード生成までできるようになりました。

分からないことは「検索」するよりも、「分からない」とひとこと入力して対話を始めれば解決できる。そんな時代です。

私たちの業務も、AIの力を借りる場面が増えました。
便利な時代だと感じる一方で、ふと立ち止まることがあります。

「私たちは、本当に必要な存在なのだろうか」

少々どころか、かなり自虐的な問いです。
この問いは、現場に立つ者として、一度は向き合わざるを得ない問いでもあります。

巷でも囁かれるパソコン教室不要論。AIの成長に反比例するように生徒数が減っている現状もあります。
しかし、現場で見えている景色は、世間の認知とはまったく異なっています。


AIがあるのに、なぜ教室に来るんですか?

生徒さんだけでなく、教室を訪ねるお客様から、こんな言葉を頂くことが増えました。

「AIに聞いてみたんですけど…」
「ChatGPTで作ってみたんだけど…」

既に生成AIを使っている方です。
AIを使えているにも関わらず、教室へご来校いただいています。

パソコンが使えて、AIが使えるのに、なぜでしょうか。
その理由は、大きくわけて2つあるようです。

1.そもそもAIが分からない

AIはとても便利です。正しく使えば、まさに鬼に金棒…なのですが、実際には、最初の段階でつまずくという方も少なくありません。

・何を尋ねたら良いのかが分からない
・専門用語が返ってきたので、戸惑ってしまった
・思った答えが出ない理由が分からない

「なんでも聞いてください」という世界は、自由であるがゆえに難しいのです。

AIの活用には、質問する力が求められます。
加えて、目的を言語化し、状況を整理し、適切に伝える力も求められます。

しかし、やり方が分からない。
その力が自分に備わっているのか、上手に使えているのかも、分からない。

そこに、不安が生まれています。

2.使っているのに不安が残る

こちらの方が、より本質的なのかもしれません。

AIはとても自然に答えを返してくれます。
その答えに誤りが含まれていても、それらしく。

「本当に、これで合っているのかが分からない」

ここにあるのは情報不足ではなく、「確認の不足」です。

この情報が正しいのか。
自分の理解は間違っていないか。
このまま進んで良いのか。

AIは答えを出してくれますが、「ちょっと待った」と言ってくれる存在ではありません。


AIは“安心”をくれるのか?

誤解していただきたくないのは、AIは無力ではないということです。

・何を聞いても怒らない
・時間に左右されない
・初歩的な質問にも淡々と応じる

これは大きな安心です。
いつでも、何度でも、どんなレベルの質問でも聞けるという存在は、AIが提供できる安心感です。精度を度外視すれば、問いに対する答えが返ってくるという事実が、良い安心材料となります。こちらの安心感は、どちらかといえば「情報としての安心感」と言えるでしょう。

一方、教室で生まれるのは、現時点でのAIでは難しい「関係性によって成り立つ安心感」です。どうやら質が違うのです。

・前回躓いたところを覚えている
・成長を見守る存在がいる
・表情だけで迷いに気付き、質問する前に声をかけてくれる

「あなたを見守っていますよ」という姿勢を、人が体現すること。
操作が出来ない理由を現状から分析し、言語化して伝えてくれて、一緒に解決まで導いてくれる。さらに、その記憶も覚えてくれている。この違いは大きなものです。


現実の世界で生まれている、新しいデジタル格差とは

生成AIの普及は、新しいデジタル格差を生み出しています。

・AIが怖くて触れない人
・使っているが理解できていない人
・出力結果を検証できない人

一方で、自在に活用している人もいます。
そして、一番活用していそうに見える私たちであっても、正直に言えば、AIに置いていかれそうになる瞬間があるのです。

新しい機能が次々と登場し、昨日までの“理解”があっという間に古くなる。
更新を止めた瞬間に、差が生まれてしまうのです。

この差は、単なる技術格差ではありません。「思考力」「判断力」の差、加えて、「心理的ハードルの差」でもあります。

学生の頃は、それらを育ててもらえる環境にあることが多いものです。
しかし、大人になると、その差はよりはっきりと表れてきます。
学校教育の問題ではなく、私たち大人が“更新を止めた”ことの結果なのかもしれません。

安心して質問ができるか。
自分の理解度を確認できるか。
その成長を、見守ってくれているか。

パソコン教室の存在意義が、ここにあります。


これからのパソコン教室

パソコン教室と聞いて、WordやExcelの基本操作を教える場所、というイメージを持っている方も多いと思います。
少なくとも、20年前はそうでした。

しかし、AI時代のパソコン教室は、イメージが異なっています。
(他の教室は分かりませんが、少なくとも、パソコン&カルチャーカムカムはそうです)

・AIをどう使うのか
・出力された情報を、どう判断するのか
・目的をどのように言語化するのか

思考力の支援が中心です。
WordやExcelは基礎に過ぎない。
料理で例えるならば、包丁やフライパンの使い方です。

本当に必要なのは、その道具を使い、何をするかを「考える力」です。

パソコン&カルチャー カムカムでは、その基礎から応用まで、伴走型で支えていきます。


私たちは、“不要”なのか?

AIは強力なツールです。否定するつもりは毛頭ありません。

しかしながら、使いこなす人材を育てるためには、「使う」という段階を超えなければなりません。

AIが情報を与え、教室が確信を育てる。
AIが答えを出し、教室が判断力を養う。

AI時代のパソコン教室は、AIを怖がらず、正しく活用し、自分の力に変えるための場所です。
私たちの存在は、むしろここから本領を発揮するところなのかもしれません。


隠れ蓑の中で、くすぶらないために

パソコン教室という名前は、今は立派な“隠れ蓑”になっています。

「操作を教えるところ」

そんな20年前のイメージが、いまだに強く残っているのです。

教えるだけでは意味がない。
使いこなせないと、結局、困ってしまう。

本当は、もっと話したいことがあるのです。
けれど、教室に来ていただかないと、その話が出来ません。

ブログで綴ることはできますが、どうにも大衆向けなのです。
このブログを読んでいる、「あなた」だけのためではない。
対面に勝るものなど、ないのです。

パソコン教室は、操作を覚える場所。
その認識を、そろそろアップデートしに来ませんか。

それぞれに、レベルがあります。

まずはなにより「使えるようになりたい」という人もいる。
「もっと使いこなせるようになりたい」という人もいます。
中には、私たちの伴走などなくても活用できている人もいる。

ひとくくりにはできません。

ただ、本当は少しだけ、ほんの少しだけ言いたいのです。
「その認識、少し古くなっていませんか」
「一度ここで壊してみませんか」と。

強くは言えません。押し付けるつもりもありません。
けれど、認識は放っておくと錆びるのです。
頑固で、変えられなくなってしまう。それが、とてももったいない。

「昔のパソコンではできた」
「前は通用した」

過去の栄光にすがるだけでは、AIのこれからの進化にも、自分自身の変化にも、変化の激しい世界にも、追いつけません。

それは、教える側に立つ私たちも同じなのです。

だからこそ、学び続ける。だからこそ、問い続け、考え続ける。
答えのない問いに対応し続ける、大人のための学びです。

それは、生徒だけの話ではありません。

だからこそ、私たちは「教える」だけで終わらせたくない。
教室に来なくても良い。ただ、考えてみて欲しいのです。

もしも、あなたの住んでいる場所に、パソコン&カルチャー カムカムがあるのなら。

「何かを始めたい」
「私も、自分を変えてみたい」

そんな思いも一緒に、教室へ持ってきてください。

パソコン教室は、古い場所ではありません。
これからの時代に、自分の認識を磨く場所です。

私たちが不要であるかどうかは、その目で確かめてみてください。
その錆を、少しだけ、一緒に落としませんか。
私たちも、まだ磨き続けている途中です。


パソコン教室への通学を検討されている方へ

パソコン&カルチャー カムカムでは、パソコンを初めて利用する方や、キャリアアップのための資格取得を目指す方まで、あなたの目的に合わせた講座をご案内しております。

パソコンを通じて、あなたの生活を豊かで便利なものにしたい。
それが、私たちの願いです。

「勉強してみようかな」そう思った時が、始め時です。
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